最近、農産物の直売所があちこちにできて人気です。私も大好きでよく行きます。人気の理由としては、新鮮で値段が安いというのもあると思いますが、地元の農家さんが作ったものだという安心感の他に、野菜に「〇〇さんの作った〇〇」と農家さんの顔写真を載せたものもあります。こうした生産者の顔が見られるとなんとなく安心・安全な物のように感じて、ついついたくさん買ってしまいます

◆今、スーパーでも地元の農家さんが作った野菜コーナーがあります。いろんな種類の野菜があり、中には珍しい野菜もあります。みんなおいしそうです。私も夫婦で家庭菜園をしています。好きな野菜を気楽に作れると思って始めた家庭菜園ですが、収穫するまでには沢山の苦労があります。例えば、病害虫の問題です。私達夫婦は安心・安全な野菜を食べたいという思いから無農薬栽培を目指しています。無農薬だと病気や害虫が発生しやすくなりますが、コンパニオンプランツ(病害虫が減る・生育促進の効果がある)を一緒に植えたり、防虫ネットを使用したり工夫しています。その他に種・苗を購入する時に、地域・気候にあった品種や病害虫に強い品種を選んだりしています。今、食の安全を気にする人が多く残留農薬に対しても敏感になる等、農家さんの苦労も多くなっていると思います。

◆他には、野生動物の問題です。私達の畑も被害を受けています。畑を耕し、畝を立てると必ず畝が崩されます。畝には足跡らしきものはありますが、正体は不明です。イチゴ等は、真っ赤に色づいた一番良い状態の物から食べられてしまいます。これが、農家さんの場合だと、食い荒らされた物は出荷できずせっかくの苦労も全て水の泡です。今、全国各地で農作物を食い荒らす被害が社会問題になっています。全国で鹿・猪・カラス等による農作物の被害は年間で155億円と言われています。また、捕獲頭数は年間120万頭以上にのぼります。弊社の捕獲器を通して有害鳥獣の捕獲や駆除によって、人々の生活や自然を守ることに繋がればと思います。

 

(くみこ)