様々な業界でAIが活躍しています。今後はもっとAIの活躍の場が広がると思いますが、今のところ、私の身の回りにAIが活躍してくれるものはございません。私が初めてAIを体験したのは、1990年にファミコンで発売された「ドラゴンクエストⅣ」に搭載されたAI機能だと思います。これは、6種類の行動パターン(ゲーム内では、『さくせん』と呼ばれていたものです。)をプレイヤーが任意で選択すると、その『さくせん』に沿ってキャラクターが行動し、且つ戦闘を繰り返すことで効率よく敵を倒せるという機能だったようです。当時の私には、あまりAIの利便性を感じることができませんでしたが、ファミコンでAIを搭載できるなんて、今思うとなんか凄い組み合わせです。

◆AIによって、近年飛躍的な進化を遂げた一つに将棋があるように感じます。日曜日の午前中にNHKで放送している将棋番組をなんとなく見てしまいます。この番組、1年位前からAI技術を活かした見せ方に大きく変わりました。具体的には、AIが好手とする候補手を3手表示する。盤面上の戦況を判定して、どちらが優勢なのかを表示するといった情報をリアルタイムで画面に表示するようになりました。将棋に詳しくない私の場合、これまでは淡々と静かに行われる対局を眺めているだけでしたが、こうした情報が画面にあるだけで、静かな対局とは真逆の熱い戦いが繰り広げられていることを可視化したように感じます。

◆藤井竜王をはじめとした若い世代の台頭は、AIによる将棋ソフトの存在が大きく関係していると思います。ある程度、経験や定石といった過去の知見がモノを言う世界にあって、AIが数億手のパターンを読み、更にそれらを数値化して判定し最善手を導くという新しい技術と藤井竜王という天才による将棋の研究が結実した結果と思います。一昔前、将棋やチェスで人間vsコンピューターの対決が注目されました。コンピューターのスペックの向上やソフト開発によって、人間に勝利することも珍しくない程の実力がありました。特にチェスは世界チャンピオンがコンピューターに負けてしまう程で当時大きな話題になりました。将棋ソフトも前述のAIの登場で飛躍的に強くなっているようですが、チェスと将棋を比較すると将棋の方が非常に複雑なんだそうです。最も将棋を複雑にしているのは、相手から取った駒を自分の駒として再度使えるという点だそうで、これにより指し手のパターンが膨れ上がるということのようです。

◆AIが得意とするのは、膨大な情報を分析して解析すること。逆に苦手なのはクリエイティブなことだと思っていました。でも、今のAIは、クリエイティブなこともできるようになりつつあります。入力したワードに沿って絵を自動生成したり、シナリオなんかも作れたりします。肝心のクオリティはどうなの?っていう部分についても、数年もすれば格段に今よりも向上していくと思います。こうして、色々なことがこれからAIでも出来るようになった時、弊社が目指す目標『動物との共生』への実現についてAIに問いかけてみたいです。どんな回答が出てくるのか?楽しみ半分、不安半分ですが、我々の取り組みが間違っていないことを願うと共に、予想だにしない回答もどこか期待してしまう気持ちもあります。

(こうじ)